こゝろ憶え

70億分の1の戯言。日常。

*私はおっさんずラブが好きだ。

 

おはようございます。こんにちは。こんばんは。←

 

お久しぶりでございます。

 

東京も寒くなってきた今日この頃。

皆さんは風邪は引いていないですか?

くれぐれも体調にはお気をつけて。

 

さて。今回のテーマはタイトルから見てお察しの通り。

 

 

おっさんずラブ

に関してでございます。

天空不動産編の劇場版まで終わり、season2がやると発表。

田中圭さんと吉田鋼太郎さんはキャスト続投でその他のキャストは総入れ替えでのseason2との発表。これに対し色々言われており。(私は2016年からこのシリーズ大好き発酵女子のため特に気にせず)

 

in the skyが始まってからも「前作の方が…」「もっと心情描写が繊細だったのに」「ただのBL」「相手男なのに受け入れるのが早い」「品がない」「どうしてこうなったの」みたいな呟きを見ることが多く、私自身サーチかけまくりマンなので、仕方ないことだとは分かりつつ悶々とすることが多かったため、自分の考えもまとめるため、1度書き出して整理していこうと思いました。

 

私は、天空もin the skyも別の方向でめちゃくちゃ素敵な作品だと思っているので。

思ってること殴り書きみたいな状態になるので多少読みづらいかもです、すみません。

※少々ネタバレも含みます

 

 

 

まずここまで in the skyを観て。

私は天空編とは全然違うお話として楽しめてます。だってS1の春田とS2の春田!全然違うんだもの!!!

田中圭さんの演じ分けがしっかりされてて、春田というキャラクターもS1とS2では全然違う性格に見えます。もちろんいい意味で。

 

作品として見ても、大枠のテーマが違うと思うんです。

まず最初に思ったのが、

S1は愛、S2は恋がテーマになってるのではということ。

 

天空編でももちろん恋ではあるのですが、それより感じたのが私は愛の受け取り方、与え方、応え方。春田に恋をし、尽くしていく牧に応えようとする春田。それが愛になり、与えようとするも、上手く与えられなかったり、不安からの拒絶があったり、そこを描いていたから、繊細な描写が多かったのでは、と。周りのキャラクターも含めて。愛をどう相手に与えるか。受け取るか。プラトニックに描かれていて、だからこそ作品も愛されたのではないかと。みんな素敵なんだもん。嫌いになるキャラいなかったもん。でもそれは、愛にフォーカスを置くために、敢えて綺麗にしていたのかなとも、思ったりします。すみません、抽象的で。

 

in the skyは恋のお話。これこそまさにthe少女漫画なのではないかと。

多分今現在よりも少し先の話で。性別という壁、障害がない世界線に思える。

春田は成瀬からキスをされたときも、キャプテンからの告白の時も、驚きはするけど拒絶はしなかった。それは、受け入れるのが早いなどではなく、そもそも春田の中に恋愛=女とするものという概念自体が存在しないことを示している。そもそも生きている世界が違う、なので恋愛する上で悩むところもS1とS2では違うのではないかと思う。

恋愛の壁から性別という問題を除外した世界。

 

その中で恋愛していく中でキャラクターたちが何に悩んでいくのか。

どの問題にぶつかるのか。恋していくのか。そのにフォーカスをあて作品を作っているのではないかと思う。

当たり前に恋愛が進んでいく、性別以外のところで恋に悩んでいるキャラクターたちが新鮮で愛おしくて切ない。男同士の恋愛は性別の壁で悩むものというそのイメージこそがある種偏見かもしれない。当たり前に恋した相手が男だったって感じがするS2もとても好き。

シノさんやキャプテンがなぜ春田を好きになったか、春田はどこで成瀬を好きになったかがあやふやで分からないっていう意見も見かけたが、恋なんてそんなもんじゃないの?明確な意味のない恋だって存在するはず。好きになった理由なんて、なんとなくだっていいじゃない。

因みに私は見ながら、春田が成瀬に惹かれていく理由はとてもよく分かる。

 

冷たい奴に見えるけど、見えないところで努力してて、パイロットの勉強だけで大変なはずなのに、整備士のやるような勉強もしてて。何よりも飛行機を愛している男で。ただ不器用で。自分の気持ちを上手く伝えられず勘違いされその何よりも好きな仕事を辞めさせられそうになったり、父親との確執があるが素直になれず死に目に会いに行けず1人泣いていたり。人を信用出来ず1人で閉じこもってしまっている。

分かる。分かるよ。

「なんかほっとけねえんだよ!!」

分かる。(真顔)

 

気になっちゃうよねー。春田みたいなタイプはねー特にねー多分成瀬タイプだよね好きになるのは。

飛行機の模型を眺めている成瀬を見ている春田のシーンで、十分恋に落ちる音がしただと、私は思いました。

 

S1で牧と春田は同居していて一緒に生活しているうちにどんどん惹かれていったのだと思うけども、S2だって春田四宮成瀬は寮で共同生活送ってるわけだから、その描写がないだけでシノさんが春田に惹かれてるのだって十分考えられる。

 

S2の春田はS1と比べて勘がいいししっかりしてるよね。優しさも増してる気がする。

友人と話してて、

 

S1の春田ははるたんって感じだけど、S2ははるたと呼びたくなる感じ。自分の身の回りの家事は出来そうだし、服にこぼしたおかしを床に捨てたりはしないし、ポケットに紙入れて洗濯回さなそう。1人暮らしの経験もありそうだし。それでもう全然違う春田だよ。田中圭さん恐るべし。

 

好きな人の世話が焼きたくなる感じがモロに出る春田でS2の春田とても好きです。シノさんには甘えていく感じがより男の子という感じがします。めっちゃ分かるんです。ああいう男。過去に好きだった人がまさにそういう状況で自分が甘えられる四宮ポジの私ではなく、自分が甘やかしたくなる女の子を選んだのですから。苦い思い出と被ります。まさに男って感じです。的確。リアルに性別関係なく少女漫画してていいなと。

 

少女漫画感はS2の方があるかなと思います。恋愛の綺麗な愛の部分だけでなく苦く切ない恋の部分も含めて。

嫉妬、独占欲、悲しみ。性別の壁こその自己犠牲だけでなく、そういう要素も取り入れているの。凄いなと。綺麗なだけが恋愛じゃないもの。

S1では受動的だった春田が、S2では自分からも積極的に恋に動いていく様が見れているのが私は心底嬉しくて嬉しくて。春田だけで言えば私はS2の方が好きかもと思ったほど。愛を受け止めていく春田も好きだけど、恋に落ちてもがく春田も凄く魅力的で。

でもそれは脚本の中途半端さではなく、世界線の違いの差別化だと私は解釈しています。凄いよ、5話の予告。あれを男同士でやっちゃうんだもん。俳優さんたち天晴だよ。男女のそれと何も変わらなかったよ。凄いよ。

ただのBLと言われてるけど、通常の恋愛ドラマと同じような描写を行うことが出来てるんだよ。凄い事だよ。性別の葛藤を描くのもいいけど、それが同性愛の描写の必須条件になるのはそれこそ悲しい。私はこの描写は描写で凄いなと思った。

 

俳優さんたちがみんなで少女漫画のような、月9のような恋愛ドラマをしている。

それに感動すら覚えてしまっている。

 

でもここまでくるためには、2016年、天空不動産があったからこそだと思っている。

繊細な描写じゃなくなったとか、そう思うのは少し寂しい気がする、今までの作品があったからこそ、そこをすっ飛ばした恋愛ものが出来るようになった。各々の片想いを観て切なくなったり、あったかくなったり、泣いたりしてる。

凄い事だと思う。

 

だから、前の作品の結晶でもあるS2が、心無い言葉が人目につくところで過激な暴言を載せてツイートしているのを見ると、私は少し寂しい。

 

そういうツイートやコメントを目にすることが多く悶々とすることが多かったため、今回はS2について多く述べてきたけれど。

2016の

「ちょっと、もう一回。」も、

 

天空不動産の

「んなわけねぇっつーの。」

色んな世界線で紡がれている恋愛がどれも素敵だと思います。

 

私はそっぽを向いてないよ。今もおっさんずラブが好きです。

 

今は、来週の土曜日を待ち望んでます。

 

 

大好きだ!!おっさんずラブ!!尊い!!!